早期発見・早期治療のために内視鏡は常に進化し続けています。
胃内視鏡検査で用いる電子内視鏡システムでは、内視鏡スコープの先端部分で撮影した胃の画像をモニターに映し出し、より細やかな観察が可能になっています。
より小さな病変を発見するためにハイビジョン技術やNBI、拡大機能などがあります。拡大機能は内視鏡スコープ先端部のレンズを移動させる駆動装置によって約100倍の拡大画像を実現しました。
NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)は特殊な波長の光を利用して小さな病変の早期発見に貢献しています。
内視鏡スコープ先端部は四方向に曲がり小回りが可能なので、胃の入り口など見づらい部位の観察がしやすくなっています。そのため病変の発見に貢献しています。
内視鏡スコープが腸壁に当たると自然に曲がっていく機能(受動湾曲)や挿入部の硬さを任意に変化させる機能(硬度可変)、内視鏡スコープの細径化によってよりスムーズな検査をサポートしています。
内視鏡は観察だけではなく、さまざまな処置具を組合わせることで、組織採取や病変の切除などの処置も可能です。